【20代前半女性】感情のコントロールに悩んでいた私が見つけた新しい自分

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感情に振り回されていた私が、少しずつ心に余裕を取り戻した話

主治医の先生に勧められて、カウンセリングを受けてみることにしました。最初は、気持ちの落ち込みがひどくて心療内科を訪れたのですが、些細なことでイライラしてしまったり、パートナーに当たってしまったりすることが続き、何とも言えない落ち着かない感じがありました。先生から「愛着の問題が関係しているかもしれない」と言われ、カウンセリングを試してみることになったんです。

大学時代に一度うつ病を経験していたこともあり、「もうあんなつらい状態には戻りたくない」という気持ちで一歩踏み出しました。

カウンセリングでの新しい気づき

カウンセリングでは、まず私の悩みや困っていることをじっくりと聴いてもらえました。そして、カウンセラーさんが心の状態やその動きについて、イラストを使いながら説明してくださいました。このイラストがとてもわかりやすくて、「そういうことだったんだ!」と心の中がスッキリした感覚を覚えたのを今でもはっきりと覚えています。

2回目のカウンセリングを受ける頃には、少しずつイライラに振り回される感覚が減ってきたのを感じていました。イライラは完全にはなくならないけれど、それを冷静に観察している自分がいることに気づけたんです。その過程で、「イライラの正体は、自分を責めている気持ちなんだ」とわかるようになりました。

こんなこともできないのか」「だから私はダメなんだ」といった言葉を、知らないうちに自分自身に投げかけていたんです。それをカウンセリングで共有していく中で、私は「何でも完璧にできなければいけない」という思い込みにとらわれていることに気づきました。

自分自身を見つめ、和解するということ

子どもの頃、片付けがうまくできなくて叱られたり、兄と比較されたりしていた私にとって、何かを完璧にこなすことが「私がここにいていい理由」だと思い込んでいました。ですが、そのときの自分と今の自分を分けて見られるようになり、「当時の自分を助けてあげたい」という気持ちが湧き上がり、涙が止まりませんでした。

その後も、生活や人間関係をスムーズにするための考え方を一緒に整理してもらいながら進めています。不思議なのは、カウンセリングでは具体的な対処法を教えてもらうわけではないのに、回を重ねるごとに悩みが少しずつ軽くなっていくことです。

カウンセリングで自分の気持ちを話す中で、「自分の声を聴く」という感覚がわかってきました。それが少しずつ自分の中に根付いているのだと思います。

カウンセラーからのメッセージ

感情をコントロールするのが難しいと感じているとき、つい自分を責めてしまい、その結果ますます感情的になってしまうことがよくあります。この悪循環から抜け出すには、「感情に振り回されている自分」をそっと見守る目線を持つことがとても大切です。

カウンセリングを通して、あなたの心に優しい視点を加え、落ち着いた心の状態を育むお手伝いをします。その中で、自分自身への思いやりや、大切な人との間に安心できる関係を少しずつ築いていくことができるでしょう。

この事例の方が教えてくださったように、「自分の声を聴く感覚を持つこと」が、心を整え、より前向きな一歩を踏み出す鍵となります。あなたも一緒に、心の声に耳を傾ける時間を持ってみませんか?

迷っていても大丈夫。
まずは話してみませんか?

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