【20代後半女性】摂食障害からの回復体験|自分の心と体を取り戻すまでの軌跡

目次

摂食障害と向き合い、
心と体を癒すための道のり

私の摂食障害の症状が始まったのは高校生の頃です。

軽い気持ちで始めたダイエットで一気に痩せたときに、みんなから褒められてエスカレートしたのが始まりです。しばらくは痩せた状態をキープすることができていましたが、ある時ケーキを一口食べたことをきっかけに止まらなくなり、あっという間にリバウンド。当時は自分に何が起こっているのかわからないし、コントロールできない自分がとても怖かったです。

ネットで吐けば太らないと知り、食べては戻すようになり、そこから過食嘔吐をするようになりました。吐けば太らない安心と、でもいつかはやめなくてはと思いながらしばらく過ごしました。でもやめることはできませんでした。それから10年ほどの間、心療内科に通ったりカウンセリングも受けましたが、なかなか改善しませんでした。そして、歯も肌も心もボロボロになり、将来の不安も大きくなっていたときに、こちらのカウンセリングに出会いました。

最初は焦る気持ちもあり、あれもこれもと取り組もうとして、かえって症状を悪化させることもありました。その都度、先生にフィードバックしてもらいながら、少しずつ自分の考えや気持ち、行動パターンに気づくことができるようになりました。それを無理に変えようとするのではなく、気づくことに意識を向けるように言ってくださったのもとても安心できました。

カウンセリングを通して、痩せることや食べることに執着していた自分が本当に求めていたものは、もっともっと別のものだったんだと気づくことができました。今では、痩せたことで自信が持てて、痩せていることや褒められることにしがみついていたんだなとよくわかります。でも私に本当に必要だったのは自信ではなくて、自分のこころとからだの声に耳を傾け続けることと、その声に応えようとする姿勢だったんだと思います。

カウンセリングの過程を振り返ってみて、過食嘔吐が治ったことが何よりうれしいですが、空腹感を感じてそれにあわせて食事を摂れるようになった時の喜びは今でもよく覚えています。まさに自分のからだの声を聴くってこういうことだったんだなと改めて思います。

カウンセリングの途中、何度ももくじけそうになりましたが、最後まで粘り強く支えてくださり本当に感謝しています。

カウンセラーからの
メッセージ

あなたの勇気ある体験に、心から感謝します。このお話を読んでくださった方々も、きっと自分自身の中にある「気づき」に向き合うきっかけを得られることでしょう。

過食嘔吐というつらい状況の中で、「自分を守るために必要だった行動」が、いつしか「自分を傷つける行動」になってしまう。これは多くの方が抱える共通の悩みです。でも、この回想のようにその理由に気づき、向き合うことで、必ず変化は訪れます。

私たちのカウンセリングでは、行動を無理に変えようとするのではなく、まずは「自分の心と体の声に耳を傾ける」ことを大切にしています。その声は、過去の痛みを癒すための最初の一歩。そしてその先には、「もっと自由で自分らしい生き方」が待っています。

この文章を読むあなたも、心の声に耳を傾けてみませんか?それは、今まで見過ごしていた本当の自分自身に出会うための旅路です。どんなに小さな一歩でも構いません。一緒にその一歩を踏み出してみましょう。

私はあなたが「自分を大切にする」ための道のりを、最後まで粘り強くサポートしていきます。あまり一人で抱え込まず、私と一緒に歩んでいきましょう。

迷っていても大丈夫。
まずは話してみませんか?

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